スタッフ体験談 | Mitsuki Tanigaki

こんにちは

今、アメリカの大学に通う1年生で、TOKIHA ジャパンスタッフをしている、ミッキーです。

 

実は私、第一回TOKIHA SUMMER CAMP 2016のキャンパーでした!

3年前、自分に自信がなく、やりたいことが何かわからないままフワフワしていた私が、どうやってTOKIHAと出会い、なぜアメリカの大学に入学したのか。

自分の進路を決めるきっかけになった、TOKIHAとの関わりを紹介したいと思います。

 

~出会い編~

TOKIHAとの出会いは、学校に貼られていたポスター!

アメリカの大学生が来日して行われるというサマーキャンプは、英語が好きだった私には魅力的なもので・・・

実は私の母は、「あのサマーキャンプに行かせたことがこんなにあなたの人生に関わるとは思ってもなかった」と振り返るほど、私はこのキャンプで変わってしまったようです。が、

当時の私はそんなことはつゆ知らず。事前研修や課題も済ませ、ついに緊張の中でキャンプ初日を迎えます。

 

~TOKIHA Summer Camp 2016~

あれから三年経った今でも、バスでTOKIHAのロゴ入りノートが配られたり、Tシャツが配られたりした時のあのワクワクした気持ちは忘れられません。

バスを降りると大学生のみんなが大歓迎をしてくれて。緊張というよりも、『新しいことの始まり』を感じながら、ハイタッチで施設まで進みました。

 

キャンプのテーマは、『しがらみからときはなたれるには(?)』

毎回違うチームに分かれて行うワークショップと、ファミリー(5日間同じメンバーの班)で行うファミリープロジェクトがあり、それぞれがとても興味深くて考えさせられたことを覚えています。

その頃、高校一年生の私は将来を漠然と「働く女性になりたい」としか考えておらず、ふわふわと高校生活を送っていました。そんな自分にとって、学校では求められない、『私ってどんな人間なんだろう。』『私を私らしくしているもの』、そして『私を縛っているもの』を考えたことが、自分のアイデンティティーを認識する大きなきっかけになりました。

また、衝撃だったのは、アメリカの大学生が自分の専攻分野を楽しそうに紹介してくれたこと!

私の当時の大学のイメージは就職までの通過点に過ぎず、受験を頑張れば後はバイトにサークルに明け暮れる、、というものだったので(もちろんそうでない人もたくさんいます)、アメリカの大学生の将来の目標のために自ら進んで学ぶ姿勢に感動してしまいました。また、日本の大学では専攻や学部をすでに決定してから入学しますが、アメリカなど海外の大学だと途中で専攻を変えられることも知り、将来やりたいことをじっくり学びながら考えることのできる制度にも驚きました。

 

また、ここで本当に多くの仲間や先輩と出会いました。まずは代表のタク。今でこそ真面目な話をしていますが、当時のイメージは「少年のような代表」でした。笑。

代表とかする人ってもっと威張ってて堅苦しい人だと思っていたので、キャンパーにも親しみやすくて他の大学生ともフラットな関係を築いている姿はとても新鮮でした。

バークレーの大学生との出会いも、今の私の大きな財産だと思っています。それは自分が本当にアメリカの大学に進学を考えたとき、現地のリアルな大学事情や、アメリカの大学の専攻に取れる学部の多様さやアメリカならではの教育スタイルを人伝てでなく体験談として聞けたことも大きいと思います。ともかく、彼らは私に、大きな憧れ と 学ぶことを楽しむ具体的なアメリカの大学生像として強く印象に残りました。

キャンプでは日本の大学生もスタッフとして参加しており、たくさんのフォローをしてもらいました。

そこで出会ったある大学生との会話で、自分が無意識に、受験をして大学に入り就職するというテンプレートに縛られて様々な選択肢に気がつかないまま将来を考えていたことに気がつき、視野が広がったように思います。

キャンパーの中でも様々な人に出会いました。年齢も性別も違う仲間は最初こそ緊張したものの、学校の仲間には話しにくい夢や自分の真面目な話を共有できたこと、そんな話をできる友人ができたことは自分の成長に大きな利点になTたと思います。あーでもない、こーでもない、と将来のこと、学校のこと、アイデンティティーや親との話などを通して、方向は違っても将来に向かって頑張れる仲間を見つけた気がしました。ここで得たつながりはまだ続いています。同窓会でお互いの近況報告をするなど刺激をくれるいい仲間、先輩です。

 

ここでのアイデンティティの認識と、多くの仲間との出会いが私の将来に大きな変化をもたらしたと思います。

 

~キャンプを経て~

次の夏、自分で留学エージェントを探し出し、両親に交渉して、スイスのアメリカンスクールに3週間留学しました。自分の肌で英語での生活や留学という環境下で自分がどう変化するのか、とても興味があったからです。そこで、やはり自分は海外で学んでみたいと強く思うようになりました。その次の年の夏は、トビタテ奨学金を利用してスリランカに単身、1ヶ月ほど留学しました。将来は環境問題を改善できるようなビジネスに関わりたいと考えているので、スリランカでゴミ山がどうしてできるのかやリサイクルの現状についてしっかり学んできました。

 

~今と、これからの話~

今年、福岡の高校を卒業してアメリカの大学に入学しました。新しい大学生活はやはり大変ではあるけれど、3年も夢描いた生活なので、豊かな自然に癒されながらなんとか楽しく過ごしています。また、高校を卒業した夏から、今度はジャパンスタッフとしてTOKIHA Summer Camp に関わっています。毎週のミーティングでこれからのTOKIHAをどうしたらより良いものにできるか、話し合っています。